太陽光発電について
自家消費型太陽光発電システム
自家消費型太陽光発電とは?
昨今の世界情勢に関わる燃料費高騰や猛威を振るう自然環境(災害)等、これまで当たり前と思っていた生活環境の変遷が想定を大きく上回るスピードで進んでおり、我々に直接影響を与える事としては、電気代の上昇が上げられます。本状況下では、地球のエネルギーを有効活用する再生可能エネルギーの導入は必須の状況となっており、世界各地で様々な形での設置が進められています。
- 自己所有型太陽光発電
- 従来の太陽光発電は創った電気を売る事がメインでしたが、今後電気は創って使う方がお得な時代になってきています。所有している工場や倉庫・店舗の屋根や敷地で発電した電気を、電力会社に売電せず、自社で使用する仕組みです。自社で消費する事から、電力会社からの買電量を減らし、電気料金を大幅に削減することが可能です。
- PPAモデル
(第三者所有モデル)とは - PPAモデル(第三者所有モデル)とは、「Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル」の略です。このモデルは、発電事業者が電力消費者から屋根や遊休地を借りて太陽光発電設備を設置・発電し、電力消費者は使用する分だけ電力を購入します。初期費用とメンテナンス費用が不要なため注目されているモデルです。
世界的な動きとして脱炭素社会への転換が求められており、企業としても環境問題への責任が問われる時代でもあります。上記背景から、自家消費型太陽光発電システム導入についての関心は年々高まっています。
Reason
自家消費が注目される背景①
上がる電気代、下がる買取価格
- 燃料代の高騰と供給の不安定
- 昨今の緊迫した世界情勢による燃料代の高騰は、国内の電力需給を不安定の起因となっており、消費者の負担となっています。加えて、2020年以降の原発廃炉費用の一部を電力利用者が負担する方針は今後も継続されることが想定されており、さらなる電気料金の高騰が予想されます。
- 再生可能エネルギー割賦金
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再生可能エネルギー買い取り価格に要した費用は、再エネ賦課金として各自の電気料金に付加されています。
この費用は今後も上がり続けると予想されます。
- FIT買取価格
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40円/kwで始まった買取価格も現在は10円/kwを切る価格になりました。
売電で収益を得ることもまだまだ可能ですが、買電価格の上昇を考慮すると、売るよりも使う方がお得です。
自家消費が注目される背景②
世界は脱炭素社会へ転換
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地球温暖化対策「2℃目標」 (2016年パリ協定)
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温室効果ガス「26%削減」 (2016年地球温暖化対策計画)
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事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟するイニシアチブ。日本企業でもリコー、積水ハウス、イオンなど7社が加盟。(2018年7月時点)
脱炭素に取り組んでいない企業は出資も受けられず、また取引先としても認められなくなる、それが世界の標準であり、企業としてCO2削減、省エネなどに取り組むことがこれまで以上に重要になってきています。
環境問題への企業責任が
問われる時代
Merit
自家消費、PPAモデルのメリット
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01
電気代の削減
発電して消費する分、購入する電気量を削減できます。
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02
環境貢献・PRへの活用
太陽光発電導入による環境貢献をCSR活動として情報発信に活用できます。
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03
災害時など、非常時の電源確 保(BCP対策)
昨今の異常気象による電源確保に有効な手段です。
その他 遮熱効果、補助金の活用 など
遮熱効果による空調負荷軽減、
再エネ導入は補助金の活用が可能です。
自家消費発電システムは
どこでも設置可能
太陽光発電は従来、設置個所が限られていましたが、
技術の進歩により様々な場所への設置が可能となりました。
アップソーラーでは、金属屋根から陸屋根、地上設置からカーポート迄、
あらゆる環境に沿ってご提案が可能です。
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❶冷凍倉庫
- ◆発電容量
- :410.4 kw
- ◆パワコン
- :25kw×12台
- 導入経緯
- 他の物流センターで売電(FIT)での実績多数あり。売電価格の下落に伴い、自家消費型太陽光を検討。50%を補助金で賄え、早期の投資回収を期待。
- ポイント
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冷凍庫、冷蔵設備が多く、年間通じて電気使用量が多い。
→電気使用量が少ない時期のデータに合わせてシステムを設計
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❷機械メーカー工場
- ◆発電容量
- :378.0 kw
- ◆パワコン
- :50kw×6台
- 導入経緯
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他の店舗で売電(FIT)実績あり。
補助金申請は通らなかったが、当初より補助金に頼らず導入の予定であった。
RE100加盟企業であり、再エネへのシフトが急務。
- ポイント
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太陽光発電設備を設置。
休日のみ逆潮流が発生する。
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❸機械メーカー工場
- ◆発電容量
- :553.0 kw
- ◆パワコン
- :500kw×1台
- 導入経緯
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再エネシフトのため導入。他の施設では売電(FIT)実績あり。
物流倉庫の増築部分に発電設備を設置。
補助金申請するも通らず(2017年度)、補助金なしで実施。
- ポイント
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2MW程度の設備を設置可能なスペースがあったが、消費電力が少ないため、500kwの出力で設計施工。
自家消費メインで余剰電力を新電力が買い取るというスキーム。